佐藤溪の作品を、
大分県立美術館へ
「寄贈」しました。

投稿日:2019.12.

 

2019年の春、

大分県立美術館へ
佐藤溪の油彩画と水彩画、

あわせて計36点を寄贈しました。

 

『歌心と絵ごころの交わり 二豊路 漂泊の画家 佐藤溪 と 俳人 種田山頭火展』(2018年2月9日~3月11日)の会期が終了した頃に、話はさかのぼります。

佐藤溪の作品は、画材も絵具も残念ながら品質のいいものとはいえず、制作から数十年経った現在、経年劣化が悩みの種となっておりました。小さな施設では、温度や湿度の管理も十分ではなく、このままでは作品が朽ちていくと危惧しておりました。

『歌心と絵ごころ展』をきっかけに、佐藤溪の代表作である「蒙古の女」「富士恵像」や「青い空と緑の畑」など、主要な作品群を大分県立美術館へ寄贈させていただくことになり、将来に渡って作品が専門的に管理され、また、たくさんの人々の目に触れる機会が増えることとなりました。

ご尽力下さった関係者の方々に深く感謝申し上げます。

 

絵画、蒙古の女

蒙古の女 

 

絵画、青い空と緑の畑

青い空と緑の畑